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・現地調査 ・環境改善&放流活動 ・養殖活動 ・体験学習予定 ・イベント・体験報告 ・ツアー報告 |
トーイユ(タイワンキンギョ)の産卵強烈な太陽光が “まぶしい” というより “痛い”
季節が始まった。 6月下旬、本土より一足先に沖縄地方は梅雨が明けた。本格的夏の到来だ。 和名:タイワンキンギョ(スズキ目 ゴクラクギョ科 英名 Paradise fish
)は沖縄の方言で「トーイユ」とか「トウギョ」といい、漢字で「唐魚」「闘魚」が当てられている。平地の止水の池や流れのゆるい川に棲息している。繁殖期のオスは気性が荒くメスをめぐり激しく決闘する。一見、本土に生息する「チョウセンブナ」によく似ているがヒレの形が違うので区別できる。トーイユはこのチョウセンブナの近縁種で、ペットショップで売られている「ベ
タ 」
もこの仲間。外国では中国南部、台湾、インドシナ半島、日本では沖縄本島をはじめ琉球列島の限られた島にのみ棲息する在来種。在来種と言ったが実はこの点には諸説異論がある。時は15世紀、沖縄は「琉球王朝時代
」に今の中国やアジア諸国と盛んな交易を行っていた。トーイユはその頃から王都首里士族の子供たちの間では愛玩魚として広く飼われていたようだ。明治12年の廃藩置県(琉球処分)によって王朝が幕を閉じるまで士族達は転勤や懲罰など様々な事情で首里から遠く離れた僻地に移住した。研究者による沖縄におけるトーイユの分布地がこの士族の移住地と一致するらしい(参考:『沖縄の川魚
』 幸地良仁 著
沖縄出版)。この事からトーイユはもともと沖縄に棲息していたのではなく数百年前に交易者によって持ちこまれたのではないかというのだ。まぁ学術的な知見はべつとして数百年は経過しているし、最近のアロワナやプレコが沖縄の川中でにわかに市民権を得ようとしいている現状から比較しても、その昔トーイユオーラセー(トーイユの決闘遊び)があったと古文書に残されているくらい沖縄の文化に浸透しているトーイユはやはり在来種といって良いのではないだろうか。
ブナガヤ飼育所のトーイユの水槽(上左)と、トーイユの親魚(上右)。1m×90cmのプラスティックケースに約6匹程飼育している。“6匹程
”と言ったのは正確に数えてなく、昨年の産卵時、卵を移し入れたままで当時数百匹の稚魚達が泳いでいたがそのまま放置し、あれから1年後今回の「巣
」を発見しあらためて水面から魚影を数えてみた程度のため数は不確か。(注:ブナガヤ・ヘリテージではヤンバル養殖池にてトーイユの養殖を試験実施しています。)親魚の写真はメス。トーイユは興奮したり暗がりの中に居たりするときオレンジ色の縦縞模様が浮き上がり尾びれの色も濃くなり体全体が発色する。特に繁殖期のオス同士は激しく縄張り争いをするが、そのときの体色はとても美しく、古来琉球の人々がこの魚に魅了されたのがわかる。成長した個体の性別はオスメスで尾びれの長さや平常時の体色の派手さ(オスが派手で尾びれが長い)でわかる。
産卵後の巣の管理もオスの役目で、新しい泡を作って壊れていく巣を修理したり、巣から落ちてくる卵を泡の中に入れ戻したりでせわしく働く(メスは卵を産むだけで子育てはしない)。また他の魚が巣の近くに寄ると神経質に撃退するが、求愛の為にあれほど必死に誘惑したメスに対しても同様で、卵を産んでもらった直後には「絶縁
」され、恋は刹那に終わる。 (※トーイユことタイワンキンギョは環境省レッドデータブックでカテゴリー絶滅危惧IA類(CR)に分類されています) 生まれた ばかりのトーイユの赤ちゃん。数匹をプラケースに入れて事務所で観察することにする。できれば成長の様子を次回にお伝えしたいが、その前に“ 命名 ” しよう。 え〜・・・っと「 トーイユ 」だから 「 トウちゃん」ってのはどうでしょうか !?。 アサハカと言ってはならない、シンプルイズベストだ。「トウちゃん」「とーうちゃん」いい響きだ。それに成長してもしメスだったら「カーちゃんに」改名すればいいし?。ともあれ大切に見守っていきたい。 |
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