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「身近な水環境の全国一斉調査〜2010年
        「水質調査 IN 手取川・広瀬川」の活動報告
2010年6月6日

去る6月6日の日曜日、「身近な水環境全国一斉調査 2010」が、ブナガヤヘリテージクラブ沖縄本部と金沢支部、群馬支部の三地点で同時開催されました。


■ 石川県:手取川(てどりがわ)

この日の金沢は梅雨前の貴重な陽気に恵まれ、34名(うち子供10名)もの方々がご参加くださいました。



 金沢支部が調査地点に選んだのは、第1回、第3回に調査した“手取川”。
白山市鶴来の手取川沿いにある十八河原公園で行われました。



 手取川は、霊峰・白山から流れる、石川県随一の一級河川です。
上流には手取川ダムがあり、手取川水系には22もの発電所があります。ダムができる前の手取川は大変な暴れ川で、過去には大氾濫を幾度も起こし、昭和9年には、死者行方不明者が100名を超える大災害も起きています。

 ちなみに、千里浜なぎさドライブウェイで有名な羽咋の千里浜は、手取川の運搬した土砂が沿岸流によって運ばれ堆積したものです。近年、千里浜の海岸線が減少しているという報告がありますが、これは、手取川ダムができたために運搬される土砂が減ったためではないかという説もあります。

このように、吉凶ともに大きな影響を与え、石川県民にとってかけがえのない存在である手取川。まさにライフラインといえるこの川の検査の結果は、平均5ppm。COD検査では、3ppmでサケやアユが棲息できるとされています。

 これは、採水地上流に鶴来地区や鳥越地区・河内地区など6地区の生活圏があることが関係していると考えられます。COD検査は、水中の有機物による酸素要求量を計測する検査なので、沿岸に人家が存在する河川では生活排水や自然廃棄物などによって結果数値が高くなります。

 人的要因以外にも、大量の落葉やそれに伴うプランクトンの大発生、それによる生物の死骸などでもCOD結果は高い数値となるのですが、自然界には“自浄作用”があるので、たいていの場合は川全体が呼吸をするように自然なサイクルで水質を安定させていきます。しかし、人的要因によって増えてしまった有機物に関しては、要因となった人間が浄化活動に参加しないうえ、生活排水などは継続的に排出されるもののため、生物全般に多大な負担をかけてしまうというわけです。



 「川の生物に過度の負担をかけないため、人間はどんなかたちで浄化活動に参加できるだろうか」という問いかけに、皆さん真剣な面持ちで考えてくださいました。

 水質検査の最後に、メンバーの磯辺さんが「水からの伝言」という写真集を紹介してくれました。この写真集は日本全国の水道水や世界の湧水などを結晶化した写真を集めたものです。

 日本の水道水はあまり綺麗な結晶にならないのですが、世界の泉などはとても個性的で美しい結晶化を見せるのです。また、ビンにお米粒を入れ水で浸したものに、「ありがとう」と「ばかやろう」という対極の言葉のシールを貼って時間の経過を見るという実験も載っていたのですが、「ばかやろう」という言葉を貼ったほうが、「ありがとう」という言葉を貼ったほうよりも早く腐ってしまうという結果になるそうです。

 感謝の言葉や愛するきもちは、物質の境を超えてよい影響を与えるのだな、という気付きがありました。これにはこどもたちよりおとなたちのほうが真剣に聞き入っていました。

 水質調査終了後は、金沢市の活動団体「エコ忍者」さんによるパネルシアターが披露されました。内容は、田んぼの稲が黄金色に育つまでのおはなしで、こどもたちだけでなくおとなも食い入るようにパネルシアターを楽しんでいました。

 最後はみんなで、お米への感謝を忘れないようにしよう、と「いただきます」の合掌をしました。改めて食物の育つ過程に思いを馳せることのできた、すばらしいパネルシアターでした。



 そしてそのあとは最後のプログラム、Project WILDのアクティビティをみんなで楽しみました。

 「つながり発見生息地」というアクティビティで体をほぐしたあと、金沢支部が考えたアクティビティを皆さんにやってもらいました。

 石川県能美市のいしかわ動物園では今年1月から朱鷺の分散飼育に取り組んでおり、今年4月には一羽目の雛も生まれ、石川県ではにわかに朱鷺が注目を集めていることから、Project WILDの「Oh! ディア」をもとにした「Oh! トキ」というアクティビティを考案しました。

 従来の「Oh! ディア」では猟師に撃たれたシカも環境に戻ることができますが、トキの場合は工芸品目的の乱獲が絶滅に大きく影響している点を考慮し、途中で乱入してきた猟師に捕らえられたトキは『博物館エリア』に移動してもらい、環境には戻れないようにプログラムした結果、最後の1ターンでトキは全滅してしまいました。



 走ったり逃げたりトキになったり環境になったりと、楽しんで体を動かしてもらい、生物の絶滅について学んでいただける機会になったのではないかと思います。

 この日はほんとうに外出日和だったことからか、たくさんの親子が参加してくださいました。今年で4回目ということもあり、一年前にはまだ言葉も話さなかったお子さんが今年はしっかり歩く姿を見ることができたり、保育園生だったお子さんが小学生になっていたりと、仲間の成長を確認できる場所ともなりました。

   

 このように、有志が集い、環境のことについて学ぶだけではなく、さらに絆を深められるこのような機会を、一年後も十年後も続けていきたい、そして、もっとこのような機会を増やしていきたい、と、改めてブナガヤ・ヘリテージクラブの活動に対する情熱を燃やしたスタッフたちなのでした。



■ 群馬県:広瀬川(ひろせがわ)

開催日:平成22年6月6日(日)朝から快晴!!

 場 所:親水公園うぬき
 参加人数:12
 気 温:30
 水 温:18

群馬県は伊勢崎の親水公園うぬきにて10時に集まって頂きました。

この日は朝からめちゃくちゃ暑くて木の影をさがして早速、スタート!

まずは『ゴミってどうして分けるの?』紙芝居を読み皆さんにゴミ分別の大切さ食べ物の有難さを知ってもらいました。



さて! いよいよ水質調査です。 紙芝居を読んで頂いた金井さんの登場です。
長靴をはいていざ広瀬川へ・・・ バケツにいっぱい水をくんできてくれました。
キットをとも洗いする為にバケツを覗いてみたら・・・ すでに濁ってて汚い(汗) これは・・・
参加した子供達もバケツをみてびっくり。

ではキットを使って検査開始!
平成22年広瀬川水質調査 015.JPG待つ事5分。みるみる色が変わりピンクから緑へまだ変わる ・・・
5分後には緑から黄色になってしまいました。
参加者もビックリで子供達も『汚ねぇ〜』と叫んでました()
おそらく3県の中で一番汚いんじゃないでしょうか???






それから暑いなか参加者の皆さんにアクティビィーをしてもらいました。
『瞬間冷凍動物』です。
鬼ごっこの様な形で捕まえる側と捕まる側に分かれて生き残りをかけて競い合って頂きました。
今回はうさぎとキツネに分かれたかったのですが子供達からオオカミがうさぎを捕まえる〜と声が出たのでうさぎとオオカミになってもらいました。


平成22年広瀬川水質調査 019.JPG
うさぎさん、位置について・・
ヨーイ!  スタート!!
大人も子供も皆さん真剣です()








助けて〜・・・
怖いよ〜(泣)
と緑の洋服を着たのがふうま君。
ずっと助けを求めてますがオオカミさんも生き残るのに真剣なので手加減しません




オオカミさんの隙を狙ってうまく餌にみたてた割り箸を持って自分の住みかまで帰ってきてるうさぎさんもいました。

とこんな感じで最後のオオカミさんは捕まえるのにどんな事に気おつけたか、うさぎさんはオオカミから逃げるのにどんな事に気をつけながら逃げたのか皆さんで話し合って頂き終わりにしました。

子供達はもっとゲームがしたっかみたいですが大人はへとへとなので今日は1ゲームだけにしました。

■ 沖縄県:比謝川(ひじゃがわ)

開催日:平成22年6月6日(日)・・あいにくの雨。。(ーー;)

6月6日(日)沖縄はあいにくの雨、安全面を考慮し、残念ではありましたが、沖縄県の水質調査フィールドワークは中止とさせていただき、NPOブナガヤ・ヘリテージクラブのメンバー5人だけで水質調査をおこないました。

場所は昨年同様、沖縄市「越来城水辺公園」(比謝川)。
前日からの雨で川は濁っているのかと思いきや、かえって汚れが雨で流されたのか、綺麗に感じられました。
水温を測っている際にプレコが間近まで泳いできました、30pはこえる大物だと思います。

気温は、現地気温、現地水温、試水水温とも24.5℃でした。

COD(rO/L)の測定結果は3回とも8以上、メーターをふりきってしまう比謝川の汚なさを今年も再確認しました。


この現状をどう伝えて、どう改善していくべきか、私たちに与えられた課題は大きいです。

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